マントラ

大槻ケンヂさんは、たまに猫の簡單な繪を描くのですが、この繪をもとにした人形が出てくる筋肉少女帯のPVが有ります。
「暴いておやりよドルバッキー」のなかで、猫とその主人の大槻さんが、愛を語る戀人たちや、夢を諦めるなという青年のもとに突然現れ、パンチを食らわせるのです。その合間に、猫がうんざりしたふうに話します。


みんなどうして嘘ばっかり言うのかニャ~ 
愛も夢も口に出すもんじゃないのにニャ~ 



暗にはこの詞が意外でした。昨今は米國で流行った「引き寄せの法則」というものが人氣となり、願いを周圍に宣言したほうが叶い易い、という發想があるからです。

引き寄せとは逆に、「願いは口にすると叶わない」「努力は悟られないようにするもの」という樣な考え方が昔からありますが、このドルバッキーの白は、こうした価値観を思い出させて呉れるのです。









「引き寄せの法則」は意識高い系のあいだで流行したものです。テレビではよく、その意識高い系が揶揄されており、南海キャンディーズは「あいつらはケータイのことをわざわざ気取って端末っていうんだよ」と解説し、納言は「IT系の女の結婚式なんてグラノーラしか出ねえんだよ」と貧乏ゆすりします。
確かに、暗自身、彼らが聞こえよがしに節約アプリや歩數計の話をしているのは見かけたくないものです。その理由は多分、彼らはひとりで黙って努力するという価値観を捨てて了っているからでしょう。
當人たちは「嫉妬」とするでしよう。