会話不能の人事

バイトにしても正社員にしても、採用時の面接は、企業とのお見合いであり、お互いを見極める場だといわれることがあります。
確かに、会話というもののできない人事担当はおおく、相手の頭脳が壊滅的なときは、此方からも然るべき評価をさせてもらうところかも知れません。













面接官から一度でも「は?」と聞き返されたら帰るしかないかも知れません。
面接官の無教養のせいで話が噛み合っていないだけなのに、こちらのせいにされ、採用はまずありえないからです。

これは単なるバイトの経験なのですが、例えば秋入学の学校を卒業したことについて言及したとき、面接官は「秋に年度が始まるなんてないよ」という顔でなん度も聞き直しました。こちらとしては、正直「ない」もなにも、検索しろよという感じです。秋入学は海外では当たり前で、東大もそれに習おうと検討していたことがあり、人様を偉そうに否定していないで新聞を読んでほしいと思います。

そうした「年下の人間のいうことは全部嘘」と決めつけた面接官は、履歴書の短期バイトについても「なんで辞めちゃったの?」と聞くなど非常識ぶりを発揮します。
「季節の短期バイトなんですよ。年末の年賀状の仕分けバイトってありますよね、あれといっしょです。辞めたというより、ただ予定通り雇用期間が終わったんです」「へえ、そんな仕事があるんだね。で、なんで辞めたの?」とマニュアルを繰り返し、らちがあきません。

正社員の営業職の面接では、若者に対して緊張するあまり、ずっと大爆笑している面接官が見られました。
そのにやけた顔のまま「人生でいちばんツラかったこと」など聞いてくるので、緊張のせいではなく性格の問題もありそうでした。
自身の成績ばかりの営業は、自社の利益しか考えない営利の性質を最も濃くもっており、相手も同様に攻撃的だと決めつけて了い勝ちです。営業にとってコミュニケーション力の低そうに見える者は、単に攻撃する意図がないだけなのですが、そのような仲間として甲斐のある人間に、開口一番「緊張しますか?」とマウントして遠ざけてしまいます。相手よりも明るい性格だと示して傷つけようと活気になり、終に大笑いが止まらない病気になってしまったのでしょう。

若し、女性を怖がっているのなら、それは差別であり、セクハラにつながらない例はありません。
緊張した採用担当はおのれをアイドルプロデューサーと考え、新人の教育を「プロデュース」とよびます。相手を「まだ素人臭さの残るアイドル」とおもってかわいがれば、緊張がなくなると考えたわけです。自身が認めたリーダーをセンターのように贔屓し、その子に対し周囲に「俺の女だぞ」というふうに敬語を使わせ、自身の権力を確認していることもあります。
女性蔑視は「じぶんがいないとなにもできない女の子」しか許せません。彼女たちが新しい事業のために自発的に動き出すと、ひとが変わったように怒り狂って、結果的に會社を斜陽へと導くのです。

以上は大阪と名古屋での経験で、全て男性でしたが、都内の企業では女性面接官からのセクハラが特徴的でした。わたくしの本名は「ななみ」と云うのでそれに興奮し、若い女への嫉妬を「可愛い女の子大好き」という態度で何とか消そうとする百合フェミでした。終始赤ちゃん言葉でしたが、その様な者は自身が低脳なので他人もそうだとしか想像できません。卒論の話題となり、わたくしが哲学を話し出すと顔色を暗くし、目上の男性に対するようなよそよそしい態度に急変しました。

女性の面接官にありがちなのは、百合フェミのほかに地理が壊滅的な者です。なぜ引っ越したのか面接を受ける者に尋ねるときは、相当重厚な地理學の知識と、実際に時間を体感しながら旅行した経験が必要となり、正直地理学者ではないなら尋ねないほうがいいです。わたくしは女性がいちいち「そこ行ったことある」と自慢しないことに却って感謝しているので、女性は転居理由を尋ねないで欲しいところです。
わたくしは魚沼の出身ですが、魚沼は長岡ならまだしも新潟に帰属意識はなく、江戸時代から長岡藩の領内でした。女性面接官に、新潟県民はみな新潟市で就職しなければおかしいと執拗にツッこまれたことがあるのですが、魚沼では新潟に行くくらいなら関東に行くのが自然だと説明しても、関東に出た友だちと遊びたいのだと云われ、年齢や性別で差別を受けました。遊びたい証拠とばかりに、わたくしが住む大船を「鎌倉」と呼びました。大船を鎌倉と呼ぶのは、関東に住む男性なら有り得ません。大船駅は横浜市の外れの笠間区に跨っており、大船の強みを横浜や都内に出やすいことだと云うことはあっても、鶴岡八幡宮や湘南の海を強みにする者などいません。




本当に薄っぺらな人事担当しかいないので、どうして彼らのまえでひとこと、「あ、そんなことおっしゃるようでしたら帰りますね」といわなかったのか、いまおもえばおかしな話でした。