「あまのじゃく」という記事で、根性論を誤解した者のことを書きました。
嫌われている者のところに執拗に謝りに行って油を注いだり、興味のなさそうなひとにばかりここぞと商品を勧めたりして、あまりスマートではない方向性へ「仕事熱心」を向けている者です。
「謝ってるのに許さないとおまえがわるいことになるぞ!」とは單なる逆ギレで、押し賣りに関しては条例違反です。
間違った方向の仕事熱心は、周囲にも押しつけないと気が済まなくなってしまうものなのかもしれません。ニッチな経験談になってしまうのですが、わたしはBL本の表紙を担当することがあります。或る日メモ書きをいただいて、ポーズを指定されたときのことです。
脇に「視線はこちらに」と走り書きがあるのですが、なぜかキャラクターふたりが向き合っていたり、顎クイ(キャラクターがじぶんのほうを向いてほしくてやる動作)をしていたりと、カメラ目線ではおかしいポーズ許りを要求するのでした。
「以前出版関係の方に『どんなに状況にそぐわなくても、キャラクターの視線は読者側に向けたほうが訴求力がある』と教わった」と語っていたので、おかしなポーズは態と嫌がらせとしてリクエストしていたのでしょう。
はじめからキャラが正面を向いている自然なポーズを指定すればいい話だからです。
「どんなに状況にそぐわなくても」というところに、カスハラを感じます。じぶんでは厳しい姿勢だとしていても、傍から見れば、意地惡をするのに勇気なんていらないし、それは厳しさとは認められません。