知らないことが








「オタクとはなにか」といいたいわけではないですが、蟲を愛するなかでやはり聞いてもいないのに「僕は無理です」とわざわざ言いに来るひとが周囲に多く、「このひとと話していても大丈夫か」と考える際、オタクの目印や基準のようなものがほしくなります。

例えば、オタクはくれくれちやんではなく自分でやるものだとか、消費ではなく創作をするのがオタクだとか、なにがオタクなのかということには様々なことを見聞きすると思います。しかしどれも少し違うような気がするのです。ここでは哲学ではなく、ただオタクが關わつても安全そうなひとの特徴を、思いつくまま列挙していこうと思います。





オタクはゲームをする

オタクは女キヤラにあまり興味がありません。効率の良い婚活など、いつもなにか意義のあることをしていたら、そのひとは例え鍬形蟲が好きでもオタクではないでしよう。オタクにはポケモンやデユエルをしていた同性の仲間がいるものです。オタクから、「勝ち負けじやないよ」というきれいごとを聞いたことはありません。マツチングアプリに登録するときさえ、仲間といつしよに登録し、いつしよに出逢いがなかつたと笑いたいだけです。


オタクは推しと付き合いたくない

全員ではないですが、多くのオタクは二次元もしくは芸能人が別の世界のひとだから好きであり、自分自身が付き合いたいわけではありません。キヤラクター同士、俳優の役同士などでカプを作つて、自分はそこに入れないのです。オタクは同人誌を描くけれど、恋人だったら彼氏、彼女の同人誌を描きませんよね。腐女子がそのキャラを「嫁」と呼んだり「付き合いたい」「夢女必至」といつたりするのは、逆に夢女ではないということを表しているでしょう。


オタクはお金儲けを避ける

腐女子は必ずしもボーイズラブのすべてが好きではなく、公式がコンビ投票、コンビ技などで腐向けを狙ってくるとキレます。オタクは「こういうのがいいんだろ?」と見下した気配を察するとそれを避けるので、公式のねらいとは逆のことをしたがるのです。なので、夢女ほど貢ぐことに重きをおかないのが特徴です。この特徴はオタクがラーメンズを贔屓し、テレビに出る藝人を忌避することにも現れています。


オタクは男キヤラに憧れる

男性はすごいひとに認められたいもので、煉獄杏寿郎や五条悟といつた師匠を求めていますが、仲間に入れてくれそうな、爽やかな優しいキヤラも好きです。緋村剣心や花京院典明、渚カヲルなどです。女体だと、やはり「こういうのが好きなんだろ?」を感じて嫌なのでしよう。意外にも、けもフレやごちうさなど百合の話題に食いつくのは、効率主義の非オタのほうです。


オタクは考察をする

藝能人はだれでも大嫌いなオタクが、ラーメンズを好きなのは、考察できるからというのもあります。庵野秀明作品なども、元ネタを遡ることができるので、あれだけパチンコ向けコンテンツになつても、まだオタクがついているのです。文學ではサリンジヤーと夢野久作がバイブルとなつており、その小説には専門家でもわかつていないことがたくさんあります。


オタクは知らないことがあると恥じる

オタクには吉本やジャニーズといった大手事務所の悪口が止まらないひとが目立ちますが、そんな誹謗中傷がオタクの最大の特徴だとは誤解しないでください。「いまはもう知らないポケモンばつかり」というように、申し訳なさそうに「最近お笑い追えてないな」というひともいて、そうしたひとのほうがかえつて舌を巻く知識量をもつているものです。自分はまだ勉強中だといって學者のように謙虚なひともいます。


オタクは手作りに情熱を燃やす

オタクには、モノづくりに興味があるひとがいます。繪や小説の制作、ハンドメイドアクセサリー、コスプレなどが代表的でしょう。また、自分はできなくともそうしたひとたちの作業工程に釘付けになるもので、わたしの周りにもラフ大好き侍を名乗るオタクは多いです。また、男性のオタクは釣りとカルメ焼きにのめり込んだ時期があるものですから、女性に「ちやんと料理できる?」とセクハラするひとがいたら、オタクではありません。


オタクはもうそんなにITに興味がない

かつてオタクといえばITだったけれど、それはやはり天邪鬼ゆえに、パソコンやゲーム機が、全員が持つているわけではないから興味があつたのでしょう。しかしいまとなっては、エンジニアなどは例外なく意識高い系で埋め尽くされてしまいました。意識高い系は、ひとりで鏡に見惚れながら筋トレばかりして、ゲームのような勝ち負けから逃げるので、実は非オタです。本物のオタクは、実際には事務と研究職に多いです。


オタクは感情で語る

オタクは「かっこいい」「かわいい」「面白い」といった、個人的感想を語るものです。博識な自分が好きなのではなく、あくまでそのゲーム、マンガ、タレント、生き物などが好きなのです。この記事では、オタクは天邪鬼だと再三書いてしまいましたが、それはオタクを見分けるときの表面上のことです。最大の特徴は、その強すぎる好奇心にあります。確かに非オタよりは物識りのオタクが多いけれど、最初から知識のマウントが目的だつたわけではなく、「知らないこと」が好き、という性格の結果にすぎません。