「ルームメイトカフェ」という掲示板に登録してみました
そのなかで出会った、もっとも怪しい物件のことを書いてみます
ビジネスとはなにか、すこしだけ考えさせられました
というのも、そのシェアハウスの管理人は男性で、そこに同居しているにもかかわらず、女性限定で入居者を募集しているのです。その上、60歳で、教員として貯金があり、年金も支給されているといって、真面目に家賃を徴収する気がありませんでした
「偏見がない」という記事で、勉強が好きな男性は不良を怖がるあまり、女性に憧れて百合厨になりやすいというようなことを書きました。実際、その管理人のポケットからは明らかに女物の、ピンク色の手帳型カバーのついたケータイが覗いています
こうしたおじさんは女性が恋愛対象だからこそ女性のふりをする、ただのヘテロなので、こちらが性的マイノリティとして理解してあげる必要などありません。性別を気にしない自由な存在のつもりでいて、実は自身の性欲を自身がいちばん否定しているのです
こうしたおじさんは女性が恋愛対象だからこそ女性のふりをする、ただのヘテロなので、こちらが性的マイノリティとして理解してあげる必要などありません。性別を気にしない自由な存在のつもりでいて、実は自身の性欲を自身がいちばん否定しているのです
親が死んで、だれもいない家に帰るのが虚しく、一度泥棒に入られそうになったこともあるとのことでしたが、それなら入居者は男の子のほうが賑やかで楽しい上、防犯にもなるのに、とわたしは呆れ返りました
女性限定にするなら、いっそのことだれか唯一のかけがえない女性と結婚して、ほかの女性を決して家に泊めてはなりません。それがもっとも性欲を肯定する自由なのです
管理人の話をまとめると、恐らく、自分は強欲ではないと主張したいのでしょう。身体目当てではなく、しかも管理人をしているのはお金が稼ぎたいわけではないといいます
でも、おかしいですよね
そもそもビジネスは、欲に溺れたことではないのです。わたしたちは、お金持ちの悪役が登場するような物語で育ってしまっていて、忘れがちなのですが、お金持ちが事業を拡大するのは、まだまだ稼げるという謙虚さであり、お金を世の中に出したいという無欲さもあります
それに対して、このピンクのケータイの善人は、最悪家賃は払われなくていいから、ひとりでも多くの女性を引き留めておきたい、というのです。お金持ちとして嫌われる覚悟もない強欲です
いつでも泊まりに来てください、という百合厨の言葉を無視し、わたしは次のシェアハウスへ向かいました