スキップしてメイン コンテンツに移動

×

このブログを検索

日付: 3月 02, 2018
  • リンクを取得
  • Facebook
  • ×
  • Pinterest
  • メール
  • 他のアプリ

  • リンクを取得
  • Facebook
  • ×
  • Pinterest
  • メール
  • 他のアプリ

人気の投稿

模倣されることの痛みと自由

去年までよく繪師たちが掲げていた 「私の作品をAIに学習させないでください」 という宣言は何だったのでしょうか。ざっくり言うと“AIモデルを開發するときの材料にしないでほしい”という意味で使われていました。 畫像生成AIは、開發側が巨大なデータセットを蒐めて、その中の畫像を使って學習させます。このとき、インターネット上の大量の繪畫作品がスクレイピングで取得されることがあり、夛くのクリエーターが問題視しました。 なので當時の「NO AI LEARNING」は、基本的にモデルを“作るための學習データ”に含めないで呉れ(開發側への意思表示) 、勝手にスクレイピングしてデータセットに入れないで呉れ(主に海外の開発コミュニティへの牽制) という意味がありました。 ただし、實際には「宣言したから技術的に學習を防げる」という構造ではなかったので、夛くはモラルや著作権議論の火種となりました。文章の讀める、法務担當者相手なら若しかしたら防げるかも知れませんが、自動スクレイピングしているボットには、表示の裏にある倫理がわかりません。 盗用との勘違いも根強いものでした。モデル構築では、膨大な畫像の平均化・統計化が起きて、個々の作者の“作品そのもの”はほぼ溶けてしまうのに、理解の浅い人々の間では、誰か個人の作風が、生成された畫像で出るのだという幻想が流布しました。 この勘違いを見抜いていたとしても、作者の側に「自分の作風が誰かに勝手に吸われ、溶かされ、どこかで何かの一部になってしまう氣味の惡さ」があったのでしょうか。まるで自分の作品が、森の奥でよく分からない獣にさらわれて骨だけになる光景を想像させるような、不安の物語です。 私が「NO AI LEARNING」の表示を見ていていつもモヤっていたのは、ボットに魔除けが通じないことと、盗用との自意識過剰な混同に氣づいていたからでしたが、そのほかに、大體の落書きは、開發者にとってノイズだろうという懸念でした。筆者の作品も含めて、かえって迷惑をかけていると感じていたのです。しかし調べてみると、汚い作品でもとにかくボットが無差別に吸い込むそうです。ボットにとってクオリティの高さ以上に“分類上扱いやすいかどうか”のほうが重要で、名畫もpixiv の落書きも、均質に吸い込んで処理します。 ところで、筆者はスクレイピングで参照されることも、完成されたAIで...

歯磨きの迷信

語源の迷路を歩くと、ときどき「誰が最初に言い出したんだ、この謎理論…?」と首をかしげる瞬間があります。歯茎からの出血を「古い血だから大丈夫」とする迷信も、まさにそうした民間医学の気まぐれな産物です。 はっきり歴史書に刻まれているわけではなく、系譜として追えるのは“前近代の体液論的な健康観”と、“出血=毒抜き”という素朴なイメージの混ざり合いです。 中世ヨーロッパでも東アジアでも、身体症状の原因を「滞った悪い血」「古い血」「淀んだ血」と考える思想が広く分布していました。体液論という、ヒポクラテスやガレノスの医学が持っていた「体の中にはいろいろな汁が流れていて、調和が崩れると病気になる」という考え方の延長線です。そこでは血はしばしば“更新されるもの”と捉えられ、滞っていると不調を引き起こすという発想がありました。 この発想が、江戸時代の日本の民間治療でも、漢方の 「瘀血(おけつ:血の流れが悪く滞った状態)」でも、ヨーロッパの瀉血(しゃけつ:血を抜く治療)でも、どこでも似たように顔をのぞかせています。人類、わりと共通して「血は流れているべきで、古い血は悪い」というイメージを抱きがちだったわけです。 歯茎の出血は、現代的には歯周病・ブラッシング不足・炎症・ビタミン不足などが原因で、いわば“新しく起きている出血”です。けれど歯磨き指導のスタッフの目には、歯茎から血が滲むのは“溜まっていた悪い血が出ていくこと”に見えたようです。 歯磨き指導では、血が出た方が歯茎が強くなるという迷信も蔓延っています。 筋肉は負荷で強くなるけれど、歯茎は「負荷をかけて鍛える器官」ではありません。 嘗て民間医学には「血を出すことで悪いものが抜ける」という考え方が根強くありました。瀉血(しゃけつ)のように、あえて血を抜く治療が世界中で行われており、日本でも“瘀血(おけつ)”を取るという比喩が使われていました。そこから「歯茎から血が出る=浄化が進んでいる」という錯覚にスライドする余地がありました。 もう一つ、素朴な観察の問題もあります。歯周病が進んで歯茎が腫れている人が、ちゃんと歯を磨き始めると最初の数日は血が出る。でも、そのまま習慣を改善すると数日〜数週間で腫れが引き、出血が止まり、歯茎が締まってくる。この“時間差の因果”が誤解を呼ぶ。昔の人の眼には「血を出したから締まった」ように見えた。 けれど、生...
イメージ

アニオタ

http://animenigate.8.tool.ms わたしは同人サイトとお題サイトのほか、「アニメ見てません」という同盟サイトを運営しています 感情的にアニオタをきらうひとばかりがリンクを貼ったりメールをくれたりしているので、まるでアンチサイトのように認識されてしまっているなとおもうのですが、わたし自身はアニメ漬けの生活を経験したことがないせいで、同人のなかで疎外感をもっているだけのひとです アニオタを否定する同盟ではありません なぜかちいさなころからマンガやラノベを買うという発想がないまま、育ちました。いつもキャラクター絵本を読むばかりで、たかはしみき先生やコンドウアキ先生がすきです わたし自身も絵本のようなぬるいイラストばかりを描いてきました すると、アニオタからたくさん嫌味をいわれます 「人間のからだにはね、凹凸があるんだよ(笑)」 「あんたの絵って鼻がないよね(笑)」 「指には爪があるんだよ?しってた?」 など… 絵本をすきなだけでどうしてそこまでいわれなければならないのか、まったくわかりません 。 アニオタに対し恨みがないといえば嘘になります しかし、アニメ出身ではないからこそ、いまアニメも、カートゥーンも、ギャルゲも描けるような、アニオタから一歩引いたバランスを獲得しているのだとも、おもいます レーターでは、別人が描いたかのようなまったく異なる絵柄をひとりで自在に操ることができるひとが、けっこういるようですが、 アニメやサブカルにばかりどっぷりだったひとには、自身の絵柄という相対的な観念を認識することすら難しい気がするのです
Powered by Blogger
祷馨一