以下、よくある家族の愚痴でしかないです
わたしの祖父母の部屋は階段の登り下りを省くべく1階にあります
ですから祖母はいつも、孫のわたしが自室や2階の居間ばかりにいて、寂しいといいます
「たまには顔見せてくれや」
わたしはそうしたことから、漠然と、祖母がわたしの話を聞く気があるのだとおもっていました
ところが引きこもりになってからというもの、話を聞くどころか、逆に彼女から「暗い」と決めつけられることが増え、ついにはこんなこともありました
「みんながんばってるんだよ、おまえも働いて世間を見ろ」
台所で洗い物をしていて逃げられなかったわたしに祖母は話しかけました
「もう十分見た、つかれた」
わたしはそういいました。わたしはいままで身内のだれにも打ち明けたことがないことをいうべきかとおもったのです。それはアルバイトの社員からの執拗なセクハラと、その社員の愛人のバイトからの凄絶な暴力のことです
しかし彼女はむしろ、わたしに返事をしてもらえたうれしさからか、得意になって、いかにも優しげにいいました
「いーや、おまえが世間をしってるわけねえ」
田園に引きこもって職場と家庭の往復しかしていないのに、家族のだれも、わたしが都会で世間を知ったことで打ちのめされているのだとは、すこしもおもっていない
そのときわたしはそう気づかされてしまいました
すべてを話したとしても、よく孤独に戦ったね、後輩のために勇気を出して偉いね、といってくれるひとはひとりもいないんだ! と思い知りました
わたしの名古屋での経験すべてを否定され、激しく黒い怒りに震えました
というより、話させてもらえるとさえおもいません
ひとは他人の人生をけっして体験できないからです。当然、ひととひとは一生分かり合えないんです。信じられない話が出れば躍起になって否定したり、話題を変えてしまったりするのは、あたりまえの反応なのだとおもいます
そのため一方的に「娘がまともに話してくれない」と早とちりして、無視されている気持になるのだろうとおもいます
じぶんが娘時代に体験していない凄絶なことを、どうして引きこもりが果敢にも挑んだなどと、想像できるひとがいるでしょうか
「世間を知らない」とひとにいうことばは、じぶん自身からいわれていることばだ、といい換えることもできます
本心ではじぶんがなにもしらないことをコンプレックスにおもっているから、低学歴の地方民はわざわざ、人生の酸いも甘いも噛み分けたような大袈裟な態度を装って、立場の弱い引きこもりにそれを押しつけるのだろうとおもうんです
そのひとの話を、あなたはほんとうに、一度でも聞こうとしたことがあったのですか
わたしの祖父母の部屋は階段の登り下りを省くべく1階にあります
ですから祖母はいつも、孫のわたしが自室や2階の居間ばかりにいて、寂しいといいます
「たまには顔見せてくれや」
わたしはそうしたことから、漠然と、祖母がわたしの話を聞く気があるのだとおもっていました
ところが引きこもりになってからというもの、話を聞くどころか、逆に彼女から「暗い」と決めつけられることが増え、ついにはこんなこともありました
「みんながんばってるんだよ、おまえも働いて世間を見ろ」
台所で洗い物をしていて逃げられなかったわたしに祖母は話しかけました
「もう十分見た、つかれた」
わたしはそういいました。わたしはいままで身内のだれにも打ち明けたことがないことをいうべきかとおもったのです。それはアルバイトの社員からの執拗なセクハラと、その社員の愛人のバイトからの凄絶な暴力のことです
しかし彼女はむしろ、わたしに返事をしてもらえたうれしさからか、得意になって、いかにも優しげにいいました
「いーや、おまえが世間をしってるわけねえ」
田園に引きこもって職場と家庭の往復しかしていないのに、家族のだれも、わたしが都会で世間を知ったことで打ちのめされているのだとは、すこしもおもっていない
そのときわたしはそう気づかされてしまいました
すべてを話したとしても、よく孤独に戦ったね、後輩のために勇気を出して偉いね、といってくれるひとはひとりもいないんだ! と思い知りました
わたしの名古屋での経験すべてを否定され、激しく黒い怒りに震えました
というより、話させてもらえるとさえおもいません
ひとは他人の人生をけっして体験できないからです。当然、ひととひとは一生分かり合えないんです。信じられない話が出れば躍起になって否定したり、話題を変えてしまったりするのは、あたりまえの反応なのだとおもいます
そのため一方的に「娘がまともに話してくれない」と早とちりして、無視されている気持になるのだろうとおもいます
じぶんが娘時代に体験していない凄絶なことを、どうして引きこもりが果敢にも挑んだなどと、想像できるひとがいるでしょうか
「世間を知らない」とひとにいうことばは、じぶん自身からいわれていることばだ、といい換えることもできます
本心ではじぶんがなにもしらないことをコンプレックスにおもっているから、低学歴の地方民はわざわざ、人生の酸いも甘いも噛み分けたような大袈裟な態度を装って、立場の弱い引きこもりにそれを押しつけるのだろうとおもうんです
そのひとの話を、あなたはほんとうに、一度でも聞こうとしたことがあったのですか