創作するようになってから、「安い」が誉め言葉にならない世界があるんだな、と気づくようになりました。
例えば、銀座の料亭です。この世には、安いものを食べてはいけないと教育されているひとや、お祝い事で辛気くさいものを注文してはいけない、というひとがいて、銀座はそのひとびとのためにある場所といえるのかもしれません。料亭にとって手頃な価格にすることは、お客様へのサービスなどではないのです
コミッションにも、同様のことがいえるのだとおもいます。
コミッションは、身内に無償で作品をリクエストすればいいところを、あえて他人に有償で制作してもらう、ということです。
そこで「そんなに破格でいいんですか」とありがたがり、感謝するのは、なにかちがうなとおもうわけです。購わなければ良いのですから。
ココナラやメルカリなどで、出品者へのレビューに、「価格が適正で助かりました」と書いているひとを見ると……「安い」といってしまったら出品者は、じゃあおひねりをくれよと感じるのだから、値段には触れなければいいのになと、わたしは残念におもえます。どうせ芸術家に命令はできないのだから、客よりファンとして応援するのが自然です。コミッションは出品者が気に入ったリクエストのみ受けることができるという、完全に著作者主体の取引であり、最初のリクエストを変えるようなリテイクも擦り合わせも当然ダメです。
例えば、銀座の料亭です。この世には、安いものを食べてはいけないと教育されているひとや、お祝い事で辛気くさいものを注文してはいけない、というひとがいて、銀座はそのひとびとのためにある場所といえるのかもしれません。料亭にとって手頃な価格にすることは、お客様へのサービスなどではないのです
コミッションにも、同様のことがいえるのだとおもいます。
コミッションは、身内に無償で作品をリクエストすればいいところを、あえて他人に有償で制作してもらう、ということです。
そこで「そんなに破格でいいんですか」とありがたがり、感謝するのは、なにかちがうなとおもうわけです。購わなければ良いのですから。
ココナラやメルカリなどで、出品者へのレビューに、「価格が適正で助かりました」と書いているひとを見ると……「安い」といってしまったら出品者は、じゃあおひねりをくれよと感じるのだから、値段には触れなければいいのになと、わたしは残念におもえます。どうせ芸術家に命令はできないのだから、客よりファンとして応援するのが自然です。コミッションは出品者が気に入ったリクエストのみ受けることができるという、完全に著作者主体の取引であり、最初のリクエストを変えるようなリテイクも擦り合わせも当然ダメです。
というか、同人では飴ちゃんや缶ジュースがやり取りされますよね。だから無言で200円くらい心付けを押し付けても文句はいわれないのですよ……定価のない世界を怖がる必要はありません。
コミッションを利用するなかで、安くてありがたい! と思ってしまったら、FF内でリクエストなどし合ったほうが、無償だし、友情が育まれて、本当に楽しいとおもいます。
もしくは、目的のある作品をリクエストするのなら、自身の創作を気に入ってくれた身内が、自発的に「コラボしたい!」と申し出るまで我慢するのです。
本来、神クリエイターとコラボしたかったら、じぶんが神になるしかないからです。神になる努力や運をお金で飛び越えると指定が行きすぎて著作権侵害ですから、コミッションを利用しなければいいです。