ひとりぼっち惑星

人気アプリでよくplayストアのトップにも表示されている「ひとりぼっち惑星」をプレイしました
ミニゲームということですべての数値をカンストさせるまで、1時間ほどしかかからないとおもいますが、良質な短編アニメを観たくらいの深い世界観と余韻がありました。きょうはその感想です







戦場ではひたすら壊し合うだけのAIたちがいますが、主人公の「ひとりぼっちのいきもの」は戦いません

彼らが壊れるとき、部品をいくつか溢します
プレイヤーはその部品を集めてアンテナをおおきくし、惑星外からのメッセージを受信することができますが、これがゲームの主旨なのです


だれも会話できる相手のいない惑星で、メッセージを受信するためだけに生きる。そのメッセージは無作為なもので、プレイヤーに話しかけているものではないのかもしれませんが、それはそれでありなのかも、とおもわされます







アンテナをおおきくし、「じゅしん」をします
するとカウンターがでてきます

時間になるとメッセージを開くことができ、その内容から、プレイヤーのことや、この惑星のことがわかってくる、というストーリーなのです


でも現状をどうにもできないことに変わりはありません

やり始めたときは、おわりのない戦争を止めるのではなく、部品を拾うことしかできないことが虚しかったです
でも、こうかんがえることもできるかもしれません
「プレイヤーは主人のいなくなった惑星でただ壊し合うだけとなったAIの、骨を拾っているんだ」





はじめは歩兵のようなロボットしかいませんでしたが、「あたらしいジンコウチノウ」を選択すると、一種ずつロボットが増えていきます
空中からミサイルを打ったりレーザーを放つロボットが現れ、戦争が激しくなっていくんです

おおきなロボットほど部品をおおく遺すので、「あたらしいジンコウチノウ」が選択できるようになれば、優先的にどんどん部品を注ぎ込むのが効率的


ところで、部品のなかには、武器や工具だけではなく、汽車のおもちゃ、木馬、ソファー、コーヒーメーカーなども紛れ込んでいて、ひとびとの生活を根刮ぎ犠牲にしてAIに注ぎ込んだんだろうか、と裏設定をかんがえさせられます






10分に一度、電波のマークが表示されるので、これは迷わずタップすべきところです

いわゆるフィーバータイムとなるからです





クレーンの塊のような、破格に巨大なAIが現れ、すべてを蹂躙し、去っていきます

しかし去っていったあと再生ボタンの三角マークが表示されるので、それをタップして広告を再生すると、つづけてフィーバーにすることもできます







まさに地獄です。歩兵だけが小競合いしていたころが懐かしくなる惨状です

このゲームのクリエイターはシュールでかわいらしいからこそ、不吉さを表現する造形を得意としている気がします

それなのに、BGMが叙情的過ぎるのが、唯一気に入らなかった点でした
泣かせる気満々のBGMが寒いんです。もっと寂しいエレクトロニカやひたすら怖い機械音のほうが合いそうなのですが







効率的に部品を集められるようになれば、いよいよみずからメッセージを作成できます
これがどうぶつの森のメッセージボトルのように無作為にだれかに受け取られるわけなのです





まさにどうぶつの森で文章を入力するときとおなじく漢字が使えないので、助詞のあとにスペースを駆使して、読めるようにします

なお「そうしん」したあとはログが残ります




プレイできることは以上だけ。わたしはほかに、ところにょり氏のゲームで、「あめのふるほし」「ひとたがやし」をダウンロードしていますが、それに比べても「ひとりぼっち惑星」は、部品を集めるほんとうにシンプルなゲームでした

やってみておもうのは、このゲームは見た目ほど鬱ゲーではないということです
むしろ人類が限界に近づいているからこそ、前方の希望が鮮烈になるのではないでしょうか
ひとと話すという、それだけのことがどれだけ必要不可欠で、奇跡的なことなのかということを、極限のなかでおもいしらされるのです