ひとつには、身長があまり男親と変わらなくなってしまったことです
最初はなんでわざと屈んでいるの? と苛立ちましたが、違いました。視線が合い、あまりに言いたいことが言いやすぎます。わたしが既に男性とのお付き合いの経験が多くなってしまい、男性が仲間であるかのように見えてきたのも、この問題を大きくしています。彼らは謎の巨大生物ではなく、傷つき、悲しむ人間になってしまいました
ふたつめに、わたしが絵を売っていることも悩みの種です
両親はもちろん漫画、アニメが大好きな世代で外国人から MANGA を誉められればうれしく感じるようですが、それらを仕事にできてはいません。どうやらわたしは、存在するだけでその弱味を握っているようなのです
3つめには、全く無名ではありますが大学を出させてもらい、家族のだれよりも学歴が高くなってしまったことです
わたしは、高卒・高専卒のひとからすると、いつも厳粛な響きで話してしまうらしいのですが、じぶんの声音なんて直しようもありません。どうせ相手の被害妄想だし、だれも対等になる気がないんだなとわかります
身長と仕事、学歴だけではありません。最後に、もっと根本的問題もあります
実はわたしの父は婿養子なのです
だから長女のわたしに、「定職に就け」という当たり前のことがいえません
むしろ祖父母に愛させているわたしが「気にくわないならお父さんは実家に帰ってもいいんだよ」「そろそろ仕事場に近いところにお母さんと住めば?」などといえてしまうので、ちょっとしたことで傷つけやしないかと、ろくに話せもしない日々です
わたしは毎日、家族と一触即発で目を合わせながらも特に変化はなく、ひたすら終わらない絵の仕事を納品し続けるばかりです
でも、いつかだれかが「本来の姿」に気づいてしまいそうで心配です