非常に直接的な表現が並ぶかもしれないので注意していただきたいのですが、この記事のテーマは、「エロとは『無理やり』なのか?」ということです
貞節な女性像においては、受け手は「やめて」と逃げ惑い、そして男性神話においては、攻め手は嫌がる受け手を無理やり組み敷くのが基本です。そしてこの「よいではないか」と「あーれー」との関係が極端であればあるほど、エロいということになります
BLでも、受け手が悲惨なめに遇っているほどエロいという傾向は顕著です。少女漫画から昼ドラまで、女性読者はいつも人間関係の泥沼を描いた作品を好みますし、ただでさえBLにはアナルの痛みが伴うからです
意識しないうちに、「エロとは痛み」「悲惨なほど良作」とかんがえてしまっている女性はおおそうだなとおもいます
さて、この記事を書くきっかけとなったのは、先月、はじめてオメガバースという、エロが前提である分野の案件を受けたことでした
わたしは十余年ずっと腐女子だったにもかかわらず、オメガバースについては「男性妊娠のある世界観」くらいの知識しかありませんでした。しかし今年に入ってイラストレーターのまねをしてみて、はじめてオメガという性が蔑視を受けていることを、知ることとなったのです
その案件は小説の表紙だったのですが、渡された小説では、蔑視の説明が不必要に長いのが、まず引っかかる点でした
そしてアルファが「オメガなんか」を口癖にしているのは不快なばかりで、成果物を納品するころには、もう一筆も動かせないほどの気分だったのを覚えています
同人とは、文化的な場なのに、逆に精神的ななにかを搾り取られたようでした
取引が始まるまえは、単に「日本人の俺様アルファと東南アジアの先住民オメガ」と聞いていました。つまり、相手はこのアルファのような差別主義者を「俺様」で片付けて、こちらにそれ以上の説明の必要を感じなかったようなのです
案件は理想的ではありませんでしたが、ただ、「BLは悲惨で当たり前」という世間の傾向を、外側のこととして体験できた案件ではあったな、とおもいます
「エロとは『受け』を社会的蔑視の憂き目に遭わせること」だけではないと思うので、トラブルとなるまえに、自身の性癖を相対化しておきたいものです
貞節な女性像においては、受け手は「やめて」と逃げ惑い、そして男性神話においては、攻め手は嫌がる受け手を無理やり組み敷くのが基本です。そしてこの「よいではないか」と「あーれー」との関係が極端であればあるほど、エロいということになります
BLでも、受け手が悲惨なめに遇っているほどエロいという傾向は顕著です。少女漫画から昼ドラまで、女性読者はいつも人間関係の泥沼を描いた作品を好みますし、ただでさえBLにはアナルの痛みが伴うからです
意識しないうちに、「エロとは痛み」「悲惨なほど良作」とかんがえてしまっている女性はおおそうだなとおもいます
さて、この記事を書くきっかけとなったのは、先月、はじめてオメガバースという、エロが前提である分野の案件を受けたことでした
わたしは十余年ずっと腐女子だったにもかかわらず、オメガバースについては「男性妊娠のある世界観」くらいの知識しかありませんでした。しかし今年に入ってイラストレーターのまねをしてみて、はじめてオメガという性が蔑視を受けていることを、知ることとなったのです
その案件は小説の表紙だったのですが、渡された小説では、蔑視の説明が不必要に長いのが、まず引っかかる点でした
そしてアルファが「オメガなんか」を口癖にしているのは不快なばかりで、成果物を納品するころには、もう一筆も動かせないほどの気分だったのを覚えています
同人とは、文化的な場なのに、逆に精神的ななにかを搾り取られたようでした
取引が始まるまえは、単に「日本人の俺様アルファと東南アジアの先住民オメガ」と聞いていました。つまり、相手はこのアルファのような差別主義者を「俺様」で片付けて、こちらにそれ以上の説明の必要を感じなかったようなのです
案件は理想的ではありませんでしたが、ただ、「BLは悲惨で当たり前」という世間の傾向を、外側のこととして体験できた案件ではあったな、とおもいます
「エロとは『受け』を社会的蔑視の憂き目に遭わせること」だけではないと思うので、トラブルとなるまえに、自身の性癖を相対化しておきたいものです