オタク限定の婚活パーティーというものが、頻繁に開催されているそうです
しかし、そこで出会う異性がなんのオタクなのか、分野が被ることはないので、ほかのパーティーと変わらないという声も聞きます
そしてわたしは、もっと危険な面もあるだろうとおもっています
結婚を考えるような中高年の男性が、子どもを安産できる年齢の若い女性に、アニメ・マンガの話をすると、おもわぬ事態になるのです
なぜなら、ジャンプ黄金期に、いまレジェンドとされる作品をリアルタイムで読んでいた世代は、本心では女性には漫画がわからないと考えているからです。目の前の「じぶんもジャンプ漫画がすきだ」というチャラついた若者への苛立ちが、「きみにはわからない」というセクハラの姿勢となり、トラブルを招きます
それだけではありません
男性は、そのチャラいついた若者がじぶんより絵がうまいかもしれない、ということについて考えていないのです
女性は易々と漫画を描くだけでなく、ちいさい頃から、友だちへのメッセージカード、編み物など、「じぶんで手作りする」という発想があり、漫画を完成させて形にするという点においては、大抵、男性たちの先輩に当たります
つまり、相手女性にパワハラするリスクのほかに、漫画の先輩に対してその専門分野を語るというリスクを冒すのです
わたしは、この国にはサブカル好きでないひとのほうが珍しいので、ふつうの婚活をすればいいとおもいますが、もしサブカル同士で付き合いたかったら、年下の女の子にばかり声をかけて、知識を披露するという切り口ではなく、彼女のアシスタントになるという切り口のほうが、楽しいのではないかといいたいです
女の子たちがなんでも手作りするのを、すごいと驚嘆できず、かえってチャラチャラしやがって、とおもうのは、「どうせオッサンはこの子らの作る編み物やアクセサリーが似合わないし、仲間に入れてもらえないはずだ」と、勝手に決めつけているからだったりします
実際にはそんなひどいことをいわれたことなんてないでしょうから、ひとりで攻撃的になっていては損です
遍く結婚とは、家庭をもつことであり、それはすなわち、女性の世界に飛び込むことなのだとさえいえるからです