左右対称に近づける

「人間の顔は左右対称じゃないのだから、正面顔を左右対称に描こうとがんばらなくていい」
というようなことばをいろいろなところで目にします


確かに人間の顔は左右対称ではないですが、わたしはあまり彼らに同意できません
単純に考えて、なるべく左右対称になるよう丁寧に描かれた線は美しいからです



左右対称になるペンを用いず、ふつうに描くのなら、どうしても歪みが出ます。その自然な歪みを滲み出させるためには、逆になるべく左右対称に描こうと気を付けることです
最初から「人間らしくわざと左右非対称にしよう」と意図してしまうと、過度にテキトーな線になり、見向きもしてもらえなくなるといえます














とはいえ、ぶくぶ先生がわかりやすいですが、マンガ・アニメ系のイラストでは、顔は斜めにひしゃげるものですよね
写真は、先生の描く顔を再現したマスコットです(マスコットでも再現しなければならないくらい、これは特徴的なことなのです)。とくに目が、縦にまっすぐになっていないのがわかります

つまり、完全な正面顔として描かれていないので、もとから左右対称にする必要がないタイプなのです




「丁寧にしなくていい」という意味で「左右対称にしなくていい」というのはまちがいですが、「マンガの正面顔は斜めにひしゃげるのだから左右対称にしなくていい」ということであるならば、わたしも賛成です


マンガ系のイラストの場合は、左右対称にするというより、左右反転させても崩れないように、修正を重ねればいいのではないかとおもいます


というのも、ゲームや動画ではよく、キャラクターの立ち絵が会話のリアクションごとに、左右反転されたりしますが、美しい顔のままだからです
マンガ系のイラストを描くならばそれを目指すべく、カンバスを反転させながら描き込んでいきたいとおもっています