家庭をもつ

突然ですが結婚とは、「家庭をもつ」ともいいますよね

そして家庭とは女性に染まるものであり、男性にとって結婚とは、多少女性の要素を帯びることになるのだなと、考えることがあります


















というのも、わたしの父親は、最初の頃、かなりの女嫌いでした

わたしが小学生の頃、妹が父の新しい車にマニキュアを溢したことがあり、彼はひどく怒鳴りました
すると庭に出て、髪をかき乱し、地団駄を踏み、側溝の水を蹴りあげて奇声を発するのでした

ただの飲み物などを溢したのなら、父はそこまでぶっ飛ばなかったでしょう
つまり、心の底に、マニキュアをするようなチャラついた女というものへの軽蔑がある状態のままで、結婚してしまい、しかもわたしや妹という、女の子ばかりが生まれたのでした



それほどの軽蔑をもつ父でしたが、いまはおとなしくなっています

頻繁にうどんを茹でたり、焼きそばを炒めたりして、母の家事に首を突っ込みます
また、ひとの持ち物の色にケチをつけたり、娘にクラスメートのようにやたらと触ったりと、思考が女子になってしまったようです


中高年女性の影響力はすごいですが、成人したばかりの若い女性であっても、その影響力には片鱗があります。彼女たちに囲まれているいまとなっては、父ですら、女子になるしか道がなかったのでした







結婚、それは、男性なのに少女漫画家のアシスタントとして配属されることに似ています
将来生まれる子が娘ばかりなら尚更、そこは漫画家の作業場のようになるでしょう


その連載誌のファンシーな付録や、BL本が置かれた部屋では、女子たちが漫画というものを、編み物やお菓子と変わらぬハンドメイド精神で手づくりしています

男性に生まれたというだけで無条件に受けるべきはずの尊敬はあまりなく、漫画の実力主義で支配されているはずです
しかし、じき働きを認められた男性アシスタントは、女性アシスタントたちのプライベートなコミケの準備さえ、楽しく手伝うことになるでしょう

そうして、いつしか腐男子になってしまうのでした…









男性が家事を手伝うのが当然とされるようになった現代では、わたしは、本当は上の例えのような場所にいても平気な、腐男子になってから婚活してほしい、といいたいところです

そしてマニキュアを、ほかの液体とおなじレベルの不潔さだとおもえるようになってから子どもをもってほしいのですが、やはり独りっ子や、男兄弟だらけの家庭で育ったひとだとしたら、難しいことだとおもいます



せめて婚活の相手女性に、挨拶を教えるということをやめてみると、おおきな変化を感じるでしょう
男性は往々に、パートナーの女性を指導するという非常識なことをしてしまっています。アイドルブームによるところがおおきいかもしれません

ですが、どう考えてもプロデューサーはアイドルと結婚してはいけませんし、そもそも挨拶できないとおもう女性とわざわざ会う時点で、じぶんがいちばん最低で、ロリコンなのです
そんなことでは、少女漫画アシスタントとして溶け込むことができません



先生を指導するような失礼な真似はやめて、女性の「じぶんでやる」という実力主義や、ハンドメイド精神を学んだほうがいいです
「良い夫」と「立派なオタク」はとても似ています