キラキラ

2すとりーとの動画のお悩み相談で、あるエステティシャンの悩みが紹介されていました。そのひとは、元々友だちがいないほうなのに、会社から営業しろと迫られているということです。
それにはゆうきさんが率先して答えました。なんと、その上司は嫌われていると思うのでほかに悪口を言い合える仲間を作りましょう、というではありませんか。
オネエらしい竹を割るような解答に驚きながら、わたしは思考が晴れるのを感じました。
友だちがいないひとは悪口を言えない「いいひと」だったのです。

いいひとにわざわざ挨拶されたりして、話しかけられると、ついびっくりしておなじ調子になってしまいます。流されぬよう、具体的に彼らの特徴をまとめてみたいと思います。じぶんに友だちがいない時期にやってしまっていたな、と思うことも含めて考えてみました














(友だちはみんな変でキモいものです。じぶんもステータスにならないキモいことをしたいところです)










友だちがいないひとは……


・挨拶をする

「友だちは作るものだ」という間違った発想があります。友だちがいないひとは、そのためのレシピに従って偽善的になってしまっています。代表的なレシピに、挨拶があります。「友だちになって」という、絶対に言ってはいけないことを言ったり、誕生日を祝ったりしてしまうのです



・相手の趣味を褒める

友だちを作るために、相手の持ち物を褒める、というものもよく聞きますよね。そのせいで、友だちがいないひとは「かわいい」しか言わないようになっているのが見受けられます。変な趣味ではないひとなどいないのですから、褒めずにツッコむか、びっくりしすぎて触れないという反応がふさわしいのですが、偽善者は相手を褒めることで「変わった知り合いがいるわたしがすごい」と横取りするのです



・いろいろなことに挑戦する

友だちがいないひとは足し算の発想をしています。趣味とは、ある程度じぶんのことをしょうもない、キモいと思えることをやれば、無欲さが伝わって応援されやすいのですが、足し算の発想だと、趣味をステータスとすることしか考えません。じぶんを「初心者」と呼ぶことも特徴的です。趣味の世界に飛び込みながら、それでもじぶんはまだほかのひとよりキモくない、という含みを持たせるのです



・メッセージが一つ一つ長文

友だちとは作るものではありません。逆に、おまえら邪魔だ、という態度を取っていると周囲にひとが集まるものです。こうした引き算の発想では、メッセージは短文が基本といえます。しかし挨拶ができる善人は、ひとつのDMがメッセージカードのように凝っていて、長文になるという特徴があります


・いつも明るく前向き

悪口を言わないこととセットなのが、プラスのことしか言わないようにしよう、というものです。友だちがいないひとは音符マークをよく使います。「頑張ってください♪」とメッセージすることで、相手を頑張らない後ろ向きなひとに仕立て上げてしまうのです。
DMで「友だちになってくれると嬉しいです。初心者ですがよろしくお願いします」と挨拶してしまいます。そして相手が苦労して編み出した作風に「こういうのは初めて見ましたがとても好きです」といって「あなたと知り合ったわたしがすごい」と横取りしてしまうのです


・とても控えめ

どうして偽善者なのかというと、臆病なのかもしれません。もちろんしつこいウォーターサーバーやトルコアイスなどとは鉢合わせないよう、避けたらいいのですが、なんでもない日本人のカフェの呼び込みにまで怯えきって、逃げ回っています。どれだけ後ろめたいことがあるの……?




・受けが健気ないい子

最後に、これは腐女子だけのことで恐縮ですが、なぜか支倉未起隆を推す女性は例外なく、以上のことすべてに当てはまってしまうのです。どうして吐き気がするほど未起隆を健気に描くのかというと、頑張っていいひとになろうとしているじぶんが報われてほしくて自己投影しているのだと思いますが、そんなに押しつけがましいとリアルの旦那、彼氏に悪役を背負わせていないか、かわいそうになります。表で悪口を言わない分、陰でパートナーに当たっているのも特徴です。






ちなみに、いいひとでいようとすると裏目に出てしまう、というのはユトレヒト大学の研究にもあるそうです。わたしたちが友だちを作るために行っていた常識は、もう覆されていたのです