Web再録をする理由





バキ童chで、ぐんぴぃさんのNARUTOの知識が私と同樣に中忍試驗で止まっているのを知り、ネットを更に検索して見ると、矢張り我愛羅とリーの試合が面白すぎて燃え尽きている讀者が見られました。私は最近、何うにかアニメで再履修を試みていますが、此れが一等面白いジャンルなのは確かなことで、文化的に中身が詰まっていて、キャラクターひとりひとりの背景も重すぎて、また同人誌を描くまでにはなれないのかも知れません。
支部だけはよく見るのですが、是非応援したい我リーのサークルができ、そこが何と同人誌をダウンロード販賣していたので、なんとも云えない氣分でこの記事を書いています。
過去にも、ジョジョにおいて「Web再録はしません!お金出してください!」と憤っているオタクを見かけたことがあり、何故我々にWeb再録の文化があるのか、おさらいしておこう乎ときょうは考えました。



矢張り二次創作はライセンスが必要であり、ゲームだと實況向けにそれがよくあるのですが、少年漫畫では單行本の葉書コーナーや、支部とコラボしたファンアートのイベントのような、収益の發生しない一時的なもの以外は、恐らくライセンスはないでしょう。私の好きなるろ剣とゴカムでは、何う考えても原作者が同人誌のノリを知っていて、オタクに混じり自身の二次創作を投稿したり、同人誌を送られると嬉しいと發言していたりするのですが、それでも明文化されたライセンスはないのです。

ライセンスがないのに、何故オタクはあの樣に眞面目な顏で同人誌を最後まで描いたり、責任持ってイベントを主催したりできるのかと云うと、赤字だからです。お金をかけて印刷して本の形とすることで、單なる消費の延長として言譯にできます。印刷は、「私は唯原作が大好きな丈で、商賣をする氣は尠しもなく、いまは印刷業者のお客さんに過ぎません」と云う姿勢を表すとされます。
イベントで仲間と愉しく交流するという役目を果たした同人誌は、態態赤字で再版しても餘り意味がありません。是がWeb再録で無償で讀める形にする理由なのです。
ダウンロード販賣では印刷代がかからず、完全に利益となって了います。無償では讀ませない、と正義に燃えるなら、抑有罪である二次創作などしなければ良い、と云う話になります。自身の一次創作で堂々と利益を上げてください。
とはいえ、ダウンロード販賣を數人が購ったとて、そのサークルのイベントの移動費、宿泊費等考えるとまだまだ赤字であろうと想像できるので、人種差別的に毛嫌いしているのではありません。我リーを創作して呉れてありがとうしかなく、作品や創作意慾に罪はないのです。