ファン心理

ゆにばーす川瀬さんが、ゆにばーすのポストカードに万単位で貢ぎ、当たりカードを出した女性と写真を撮ったそうです

「そんなに出してもらわなくても、その辺で撮りますよ」と川瀬さんはツッコみましたが、女性は「川瀬さんはなにもわかってない。お金をつぎ込める幸せがあるんです」といいました

https://youtu.be/1HFwrbh6pPg






さて、今回わたしはそのファン心理を、正々堂々当たりを出して立派だね、と語りたいわけではなかったりします

川瀬さんがファンのことばに驚愕した理由は、彼女が万単位を貢いだという点のほかにも、あったのではないでしょうか

というのも、わたしにとって、ファンが、「その辺で写真を撮りたくなかった」ということは、割りとショックにおもえるからです




地元で愛される芸能人は、中高年から気安く声をかけられます。そんな知り合いの感覚を、じぶんのファンがもっていなかったということだからです
はっきりいってその女性は、川瀬さんが芸人としてすきなのであって、知り合いとは露ほども思っていないのです

わたし自身、作品制作は受注していても、オタクの仲間に入れて頂いたことは、あまりありません

正直いうと、無料で作品をプレゼントして責任を負わずに済ませたいところですが、無償リクエストを募集しても、リクエストボックスはうんともすんともいわないので、仕方なく有償で受け付けることにし、図らずもイラストレーターデビューとなった運びです


取引先は、わたしの作品が気に入ったのであり、決してわたしと仲良くしたいわけではありません……

　

友だちがいないのは、レンズぼかしなどで格好つけたきれいな絵ばかり描くキャラクターのせいですが、そんな人間性を感じさせない作風だと、取引先もまた、こちらを人間とも思っていない場合があります

神と思われると「破産の美学」という記事に書いたような、取引先が財力を誇るためのきっかけにされてしまいます。彼らに、ほしい絵がないのに気分で購入するという特徴があるのは「ゴールがない」という記事で書いた通りです。また、当たり前ですが、大好きといいながら繁忙期にばかり容赦なく声をかけて、殺しに来ます

それならこちらも、時間を割くことに見合わない案件はきっぱり断る必要があるのです
じぶんを気遣うべきは、ただひとり、じぶんだとおもいました