無神論

お笑いでも、マンガでも、いろいろなところで見られるありがちなギャグに、「下ネタ」「パロディ」「ニート」の3つがあるなと感じています
これらのカードを出せば取りあえずウケる、ということに甘えているひとが、主流となっている現状です。
「下ネタ」とはもちろん汚物や性のネタです。「パロディ」とは、国民的キャラクターが、モザイクつきで出てくるようなネタのことです。そして「ニート」は、ここでは、社会派でもないのに「引きこもり」ということばを楽しそうに連呼するネタ全般のことを指します。

…こうして並べてみると悲惨ですね。
世の中、ふつうの恋愛や、部活、心霊、SF、童話など、もっとギャグに向いたネタがたくさんあるのに、そちらの夢のあるほうへ行かず、じぶんを頭がいいと勘違いしているのは勿體無い限りです。




暗にはさらに気になることがあります。
ギャグとは限りませんが、當たり前のように、とりあえずキャラクターに、神を「しらない」「くだらない」と吐き捨てさせておく傾向があることです。
作者は屹度、ロックや少年漫畫で育ったひとの作品にばかりふれてきたので、自身の心が動くまえに、無神論とは無条件で面白いのだと、念い込むようにしたのかもしれません。
でも、「無神論」というと高尚なようですが、西洋美術や少女漫画で育ったわたしからすると、これもまた上の3つのカードと類をおなじくしており、フラッシュ動画並のセンスだと感じています。


原作が少年漫画でありながら、ジョジョ同人には神を否定しないという珍しい傾向がありました。原作者がミッション系の出身で、また宗教画や洋画のネタをよく取り入れていたからです。しかし4部のころから読者層がかなり変わります。せっかく面白かったのに、二次創作で形兆やチョコラータが「神などいない」と言わされていて薄っぺらく、興醒めでした。これではほかの少年漫画と変わらないです。

油絵や詩、洋画を鑑賞するのは、そんなにイヤな気分のことではありません。少年漫画の同人をしていると違和感がすごいかもしれませんが、ときには少女漫画のように芸術を取り入れてみるのもいいと思います。世の中のさまざまな謎が解けるでしょう。