「片想い」というと、可愛らしい響きのように聞こえます。
しかし実際、特にすきでもない異性から、「見守るだけ」という態度を取られたときのことを想像してみれば、たいへん不気味で身の危険すら感じるものです。結局「見守るだけ」で終わるわけはなく、うっとおしく視界に入られたり、ぶつかろうとされるからです。
わたしは、創作でも遠くから見守っていたら報われた、という展開にはしません。そんな創作をすると、発想が「人ごみの交差点でぶつかりに行く」という痴漢になるでしょう。
(長くなったので後半の箇条書きだけ読んでください)
ただ片思いしているだけの罪のないひとに、痴漢などとひどいことをいうのは、以下のような体験に、たいへんなインパクトがあったからです。
大学生のとき、おなじ学科に、すれ違うわたしをじっと見つめたり、邪魔な位置で立ち止まって見せたりと、奇行が見られる男子がいました。
わたしは図書館によく行きましたが、ある日、その男子が無意味に館内をぐるぐる回っているのに遭遇したのです。彼はわたしを棚のあいだに見つけるたび、無言で隣に立ち、至近距離で本を探すということを繰り返し、わたしは身の毛がよだつようでした。
そうしてわたしの顔ばかりのぞき込んでいたので、たまたまわたしの探す本に、彼も興味があったなどとは考えにくいです。彼は、話しかける代わりに手がぶつかるというイベントを期待したのでしょう。
純愛なんてとんでもないこと…彼は痴漢であり、わたしのほうから声をかせさせようとした卑劣な犯罪者です。
このようなつまらないことのないよう、対策をするに越したことはないとおもいます。
痴漢を避けるため、具体的になにができるか考えてみました。
・事前に自宅のパソコンで、資料を検索してから図書館に行く
図書館のホームページに、所蔵をもれなく検索できるサービスがあります。そこで見つけた資料をリストにしていき、当日はサクッと借りることが必要だなとおもいます。無為にウロウロしていると、痴漢に顔を覚えられ、勝手に恋人候補にされてしまうからです。
・棚の脇の椅子で資料を確認しない
本当に目当ての書籍だったかどうか、ちょっと中身を読みたいと思ったとき、脇の席で確認していてはなんの意味もなくなってしまいます。わたしは確認するとき結構時間がかかることもあるので、学習室を利用するようにしています。その部屋には中高生しかおらず、大変安全です。
・ガラのわるい土地の図書館へ行く
そもそも「図書館で勉強している知的なひとって好みだな」という意識の高い痴漢は、おそらくガラの悪い土地に行かないので、そうしたロケーションの図書館が逆に安全かもしれません。より具体的には、元遊郭があった場所や、ソープ街、日雇いのひとが暮らすドヤ街などです。その近くの図書館は子どもがギャン泣きして母親が怒鳴っているような廃れた雰囲気で、意識高い系のひとはひとりも見当たりません。
・ひとつの図書館に入り浸らない
図書館に資料を借りたら、2週間後、また返しに行くのが常識なので、ついひとつの図書館ばかり行きつけにしがちです。でも、近年は自治体のなかで館が連携していて、どの館に返却してもオーケーというところが増えています。痴漢に勝手に「この図書館に度々現れる女神」として目をつけられないよう、なるべく複数の図書館を利用して、行動範囲をバラけるのが一番の対策かもしれません。
また、いるわけがないとは思うものの、図書館で知的な相手との出会いを求めているひとは、そこはなにかを準備する場所だということを忘れないほうがいいと思います。
図書館はいつでも前準備や後始末の場所であり、「現場」ではないのです。あなたの人生がそこにないので、運命の出会いもありません。
イモトさんと石崎Dのように、結婚とは、仕事で互いがもっとも輝いているときに起こるイベントだとすると、じぶんにとってもっともハラハラして、エネルギーを全開にしなければいけない現場とはどこか、考える必要があります。そこは、すくなくとも静かな図書館ではないはずなのです。
しかし実際、特にすきでもない異性から、「見守るだけ」という態度を取られたときのことを想像してみれば、たいへん不気味で身の危険すら感じるものです。結局「見守るだけ」で終わるわけはなく、うっとおしく視界に入られたり、ぶつかろうとされるからです。
わたしは、創作でも遠くから見守っていたら報われた、という展開にはしません。そんな創作をすると、発想が「人ごみの交差点でぶつかりに行く」という痴漢になるでしょう。
(長くなったので後半の箇条書きだけ読んでください)
ただ片思いしているだけの罪のないひとに、痴漢などとひどいことをいうのは、以下のような体験に、たいへんなインパクトがあったからです。
大学生のとき、おなじ学科に、すれ違うわたしをじっと見つめたり、邪魔な位置で立ち止まって見せたりと、奇行が見られる男子がいました。
わたしは図書館によく行きましたが、ある日、その男子が無意味に館内をぐるぐる回っているのに遭遇したのです。彼はわたしを棚のあいだに見つけるたび、無言で隣に立ち、至近距離で本を探すということを繰り返し、わたしは身の毛がよだつようでした。
そうしてわたしの顔ばかりのぞき込んでいたので、たまたまわたしの探す本に、彼も興味があったなどとは考えにくいです。彼は、話しかける代わりに手がぶつかるというイベントを期待したのでしょう。
純愛なんてとんでもないこと…彼は痴漢であり、わたしのほうから声をかせさせようとした卑劣な犯罪者です。
このようなつまらないことのないよう、対策をするに越したことはないとおもいます。
痴漢を避けるため、具体的になにができるか考えてみました。
・事前に自宅のパソコンで、資料を検索してから図書館に行く
図書館のホームページに、所蔵をもれなく検索できるサービスがあります。そこで見つけた資料をリストにしていき、当日はサクッと借りることが必要だなとおもいます。無為にウロウロしていると、痴漢に顔を覚えられ、勝手に恋人候補にされてしまうからです。
・棚の脇の椅子で資料を確認しない
本当に目当ての書籍だったかどうか、ちょっと中身を読みたいと思ったとき、脇の席で確認していてはなんの意味もなくなってしまいます。わたしは確認するとき結構時間がかかることもあるので、学習室を利用するようにしています。その部屋には中高生しかおらず、大変安全です。
・ガラのわるい土地の図書館へ行く
そもそも「図書館で勉強している知的なひとって好みだな」という意識の高い痴漢は、おそらくガラの悪い土地に行かないので、そうしたロケーションの図書館が逆に安全かもしれません。より具体的には、元遊郭があった場所や、ソープ街、日雇いのひとが暮らすドヤ街などです。その近くの図書館は子どもがギャン泣きして母親が怒鳴っているような廃れた雰囲気で、意識高い系のひとはひとりも見当たりません。
・ひとつの図書館に入り浸らない
図書館に資料を借りたら、2週間後、また返しに行くのが常識なので、ついひとつの図書館ばかり行きつけにしがちです。でも、近年は自治体のなかで館が連携していて、どの館に返却してもオーケーというところが増えています。痴漢に勝手に「この図書館に度々現れる女神」として目をつけられないよう、なるべく複数の図書館を利用して、行動範囲をバラけるのが一番の対策かもしれません。
また、いるわけがないとは思うものの、図書館で知的な相手との出会いを求めているひとは、そこはなにかを準備する場所だということを忘れないほうがいいと思います。
図書館はいつでも前準備や後始末の場所であり、「現場」ではないのです。あなたの人生がそこにないので、運命の出会いもありません。
イモトさんと石崎Dのように、結婚とは、仕事で互いがもっとも輝いているときに起こるイベントだとすると、じぶんにとってもっともハラハラして、エネルギーを全開にしなければいけない現場とはどこか、考える必要があります。そこは、すくなくとも静かな図書館ではないはずなのです。