都だらけ

わたしは引っ越しが好きで、いろいろな土地で地域性を学びたいです。でも、工業地帯のひとには困った癖があって、進出しようか迷っています
その癖とは、東海と関西などに特に多いのですが、相手の出身地を聞いた時、「いいところだよね」の一言が出ないということです
お土産なども一切ほしがりません

そのような態度を取られると、こちらを異文化の尊敬すべき相手と思っていないことがまざまざとわかります。それどころか、こいつの地元は落ちぶれたからここに来たんだ、と余計なことを勘繰られているとさえいえるでしょう







目を覚ますためのヒントを書いておきます

客観的なこと
・(余程の転勤族でなければ)ひとには大体故郷がある
・どれだけ自虐しているひとでも、故郷を一番と思っている
・それぞれの土地に産業や特産がある
・特産があるということはそれに支えられた人口がある

客観的でないこと
・じぶんの故郷以外に生まれたひとは不幸だ
・じぶんの故郷に来たひとは、実家の近郊に誇れるものがなにもない
・じぶんの故郷に来たひとは、ここにずっと住みたいと思っている
・特産があるということは田園しかないということだから、人口もないはずだ














(いつもパブリックドメインにお世話になっています。これはわたしの絵ではなくセザンヌです。紛らわしくてすみません









さて、工業地帯に行かなければいけないとき、具体的に地方出身者はどうしたらいいのか、いつも3つの点に気をつけることにしました


1 日頃から自虐を控え、あまり地元を田舎だ田舎だといわない

2 むやみに出身地を明かさない

3 進路相談、婚活などを打ち明けるよう迫れたら相手から言わせる


これは嘘をつくことではありません。地元を自慢しない、ということです