幇間

すゑひろがりずのチャンネルを視聴していたとき、ふたりが演劇で幇間の役を演じたことが触れられていました

花魁の絵を描くひとはいても幇間は見たことがありません。ぜひ描いてみたいなと思い検索してみました

















「幇間」「たいこ」とは、男芸者のことだそうです
(女芸者は「芸妓」です)

芸妓と同じく置屋に所属し、師匠の世話をしながら芸を盗みます
外見としては、花魁道中で花魁に肩を貸しているひとの感じです



元禄に職業化し、化政期に最盛を極めました
由緒ある浄瑠璃をやる一方で、あらゆる演芸を即興的にみせます。江戸だけかというと、京や大阪など、全国の遊郭、花街、色街にいました

それだけでなく、市中には野たいこもいました。いまでも落語には「一八」というキャラクターとしてよく登場します。一八は置屋に所属しておらず、「若旦那」の取り巻きをして気ままに暮らしています
でも野たいこは気まますぎて、あまり印象のいい職業ではないようですね。曲亭馬琴なども触れていますが、無芸大食と評し、ネガティブな書き方が目立ちます。現代でも、幇間という言葉は「取り巻き」という意味で政治家に対して使われ、あまりよい意味がありません

現在の浅草の、桜川という流派は、置屋に所属していたタイプの幇間の生き残りということです。江戸時代から最も有名な幇間として、芸を受け継いでいるそうです
岐阜にも、鵜飼いの屋形船に乗り込む幇間がおり、長良川を舞台に踊る姿は爽やかです
興味深いのは、鳳川伎連が幇間を「御伽衆」と呼んでいる点で、まるで戦国時代のようですね






ちなみに新潟県燕市には「つばめ桜まつり 分水おいらん道中」が催され、幇間役は女性です。インスタグラムで検索すると、スラっとして大変りりしく、かえって花魁より目立っている写真が多く見られました。こちらの女性的な幇間をイメージして描いていきたいなと思います