カメコ












コスプレのお話です

初めてイベントで、オタクのひとから物をもらったのは、絵ではなくコスプレでした
それはカメコのひとからの飴で、いまでもあの女性のことをよく覚えています。うずまきナルトに扮したわたしが笑うだけで、その一挙一動をまじまじと見つめ、本当にナルトが好きなんだなと感じられました。キャラクターは原作者が描いた絵だけれども、みんなの抽象概念でもあるんだ、ということが肌で感じられた気がします。わたしなどにすら乗り移ってくれるのです

しかし、わたし自身ナルト同人をやったことがなく、その日は仲間に誘われただけであり、ろくにポーズも取れなくて申し訳なかったです





飴は本当にうれしかったですが、しかし、カメコさんが男性だとあまり嬉しくない事件もあります


コスプレによくある問題のひとつが、イベントに参加した女性コスプレイヤーを近くで撮りすぎたり、ローアングルで撮る男性オタクの存在です。なかには普段カメコさんをやっていない「にわか」も多くて、マナー違反が防げないそうです

そうした話を聞くと、べつのオリジナル衣装のコスプレをしたとき会った、ある男性カメコさんが思い出されます
それはイベントではない撮影で、彼は70代なのにわざわざ待ち合わせに来てくれた熱心なひとでした。にわかなんかではありません
しかしわたしに「初々しい」と連呼するのが引っ掛かります。感謝は大きかったですし、わたしのポーズにレパートリーがなかったのが悪いので「すみません」というと、「いやいや、素人っぽいのがいいんじゃん」とつけあがり、笑いました

性的に見られているのが、母親に対しても申し訳なくて、すっかり疲れてしまいました




わたしはコスプレに対して理解がなかったと思います。コスプレではマナーのいい熱心な男性カメコに引くなんて、荒らし同然です!

それでも、やはり女性萌え絵師や女性レイヤーは、その文化を単純に女性目線でかわいいと感じたからやっているのであって、一般に、異性として見られるためにやっている認識が低いものだは書いておきます

左利きだとしても右向きの顔が描きづらいように、習慣として女性なのにじぶんを男性と仮定し、一人称が「俺」で、好きなキャラを「嫁」と呼ぶケースすら大変多いです。古いオタクのなかではそれが礼儀だったりもします


また、世界的に、「露出の多い女性がいたらそりゃ見るよ」というのは非難される典型的セクハラですし、もし「コスプレなんてする女性はローアングルで性的に撮られたいんでしょ」と内心思っているひとは、ことばには出さないほうがいいです





同人活動は自己満足でなければいけません。フォロワーのためにやるものではなく、じぶんの嫁やカプのためだけにやって、ふつうに公式を消費しているひとの目を避けます

それとおなじで、やはりレイヤーはじぶんのためだけに活動しています。男性に尻や内ももを見られるためにコスプレを行うとしたら、それは同人活動ではないのです










最後に、やはりおおきな即売会などで流行のキャラクターのコスプレをするときに、混乱を避けられないのも事実で、マナーを呼び掛けても、その日はじめて「撮らせてほしいな」と思い立ったにわかカメコには通用しません。痴漢は今後ともたくさんいるでしょう

やはりわたし自身としては、女性同士で「合わせ」をしてコスプレを楽しむことにするのが合っているなと感じています