横顔










楽しい話ではないですが、このブログでは、同業者は絵をかくひとがどれだけ憎いかということを、なん度も書いてしまいました。彼らの呪いのなかによくあるのは、マンガ絵に対する、「鼻がないよね」「あご細すぎ」という二つのことばではないでしょうか




荒川弘先生がラフ画集で、女性キャラのごつさを指摘されることがあると発言していました。先生は「だって細いとかわいそうだろ」とお茶を濁していましたが、わたしは勝手に、先生もまた先述の二つのことばをよく耳にしていたので、かわいい女の子を描くことに罪悪感があったのではないかと、想像してしまいます

というのも、わたしもそのような呪いを受け、女の子が描けなくなり、ごついと言われてリテイクが重なっている身なのです
「マンガ絵には鼻がない・顎がない」といわれているのを知り、それを真面目に聞き入れて、鼻と顎をくっきりと描いてあげたのに、今度は「女の子じゃないみたいにごつい」と言われるなんて……
わたしなら、リテイクの料金を払わないのにそのようなことは言いません






さて、他人を軸にするのは、もうやめにしましょう
それが呪いを解く方法だと思います

鼻と顎をくっきり描くにしても、描かないにしても、それは頼まれてもいないことだと、最近わかってきました
じぶんで勝手に気を遣っただけです

ごついと言われがちのひとで、もしどこを修正すればいいのかわからなかったら、ひとまずは顎と鼻を消してみると、性格を歪められるまえの感覚が甦ってくるのでおすすめです








ただ、ホラーゲームや洋画の同人出身のひとは、ムリに幼げにする必要もないのではないでしょうか。じぶんが大人っぽい白人を描いてきた者であることを表示しておき、日本人の幼女の絵の制作を断るようにしたほうがいいのかもしれません。例え引き受けても、修正のキリがありません