きょうは創作活動や大学に関する誤解を、非オタにありがちなセリフとともに、まとめてみたいと思います
よくある質問
Q:たまには外の世界を見ませんか?
A:作業は「行動」です
こんなものがあったらいいな、だれかやってくれないかなと思うのではなく、じぶんでやってしまうのがオタクです。オタクの作業は室内でできてしまうチマチマしたものが多く、しかも高額では売れないかもしれませんが、憧れるばかりでなにもしていないというのではありません。あなたが、いつかこんな作品をつくりたい、といってなにもしなければ、わたしたちのように駄作をコミケで売ったり、企業に持ち込みをしたりなど、黒歴史確定の痛いことをせずに済みますよね。でもあなたは、アウトドアや婚活パーティーなどで、じぶんが創作に関しては「行動」していないという事実を、紛らわしているだけです
Q:じぶんで料理しませんか?
A:わたしは関係ありません。あなた自身がやりたいかどうかです
趣味の中でも、ステータスにならないのがオタクです。いいお嫁さんになるために料理するのではオタクらしくないですが、料理研究家のように、自分だけのために料理するひともいます。わたし含め他人がどうしているかより、あなた自身の料理に集中したほうがいいです。料理できないままのひとが心配だ、という恐怖心を振り撒くなんて、まるであなたが臆病と蔑んでいるオタクのようです
Q:大卒って頭悪いですよね?
A:頭が悪くても頑張って作業します
実はみなさんの大嫌いな、自分の頭がいいと思っている大学生は、学科にひとりいるかいないかで、かなり少数派です。大学院生も同じで、ほとんどは回転寿司などでバイトするような、よくいる若者です。自分を頭がいいと思っていない学生は、自由研究のようなことをし続けたいから、進学したのです。その勉強は、魚釣りや虫取りの延長なので、偏差値にかかわらず、じぶんで調べる、実験する、ということがないと楽しくないです。じぶんを頭がいいと思っている学生は、それをしません
Q:現代アートの意味が本当にわかりますか?
A:思い出はあります
あなたは恐らく芸術が苦手だけれど、お金をたくさん出すと偉い、という考え方をもったひとに買われる作品に対し、ある意味同情しているのだと思います。そこはオタクと共通意見です。確かに芸術をステータスにする彼らのように、作品の背景などのうんちくが詳しくわかったほうがいいかもしれませんが、その日美術館までどれだけ歩いたか、どんな天気だったか、だれと行ったか、なにを食べたか、個人的な思い出を絡めると、知識も頭に入りやすいです。模写すれば、尚更個人的な思い入れを持てます。なくても、もちろん問題ないことです。肝心なのは、趣味をステータスにしないことだけです
Q:この小説はあなたには難しいんじゃないですか?
A:難しいから読むというのではなく、好きかどうかです
作品とはユーモアです。そのユーモアに難しいというなんて、あなたの好きな小説に面白くないといっているのと同じですよね。お金を出すひとが偉い、という価値観の特徴に、難しいものを好んで、受け売りの評価をしてしまう、という点があります。個人的に、綺麗だった、笑えた、エロかった、という感想がないのです。あなたの大好きな作家が、いちばん嫌がる鑑賞の仕方だと思いませんか?
Q:待つばかりではなく円盤を買いませんか?
A:じぶんでアニメにしてしまうのもオタクのかたちです
近年、口だけでアニメ化してほしいと言っていないで、公式に金を落とせ、と言うお客様達が現れました。しかしオタクに言わせると、著作権侵害をして自身でアニメを作るのも選択肢の一つです。お客様たちの、ちゃんとした公式のものを買え、という考え方が正しいのですが、オタクは必ずしも正しくなくて構いません
Q:追加料金は出せます
A:黙ってお心づけをくださる方もいます
わたしはコミッションにお金を出してくださる方々には、いつもレビューなどで長々と感謝を伝えています。しかしわたしと購入者とのどちらが偉いかというと、こちらは相手にないスキルがあるので、対等だと考えています。言葉通り、働くということのほかに、じぶんの好きなことをして応援してもらう、という働き方もあり、オタクは後者です。お客様はわたしを、お金でいうことを聞かせているのではなく、わたしがわたしらしくあるためにお小遣いをくださっているのです。これは著作権の考え方にも適しています。商取引の外で、さり気なくチップをくださる方もいます