昔のひとはよく「ノータリン」という言葉を使い、少女漫畫を讀む限り、可成り流行して居たのが窺えます。70年代位の流行なので、暗自身はそう云われた經驗は無いのですが、實のところ何うなのでしよう。
検索して見て、自閉症には15番染色體の重複異常が頻出する、ということを知りました。これがトリなのか、テトラなのかは書いて有りませんでした。ですが2017年、内匠透と鈴木秀典という先生のチームが、この染色體異常のあるマウスを解析し、セロトニンを合成する部位である、縫線核の機能の低下を認めました。
ちなみに、セロトニン神経の投射先である大脳皮質では、體性感覺皮質パレル野の感覺刺激の應答異常があつたとのことです。15番染色體がなん本か多いことは、音や光の感覺過敏に關係があるのでしようか。
セロトニンが足りないのは脳が小さい、輕いと云うのとは違うでしよう。かえつて、自閉症の男の子は頭が大きい、と主張する記事さえ出てきました。それは自閉症が発見された40年代當初から知られて居たことで、2016年には、カリフオルニア大學のアマラル教授という方が、自閉症には5歳まで脳の過成長があると報告しています。赤ん坊の脳は、環境に適應する爲大量の神経細胞を作り、神経細胞同士の繋がり、即ちシナプスもまた形成されるのは周知の通りです。頻繁に使われることのないシナプスが思春期頃までに刈り取られるのですが、自閉症は神経細胞自體が過多であるだけでなく、この刈り取りも起きにくい様です。別の報告では5歳を超えても過成長は續きます。これが原因で大脳皮質が大きいと考えられるのですが、同教授は、何故か女の子は頭が大きくならない、とも云います。
自閉症には特別な才能がある、とするビジネスは、多くのひとでは刈り取られてしまうシナプスが自閉症では残つている、ということを根拠として居たのですね。
ASDはADHDとほぼ必ず併發することが知られていますが、ADHDのほうはというと、蘭國のマーテイン・ホーグマンという先生が、子どものうちはほかの子よりも側坐核、扁桃體、尾状核、海馬、被殻がごく僅かに小さいことを發見して居ます。側坐核と被殻は意慾、扁桃體は危機察知、尾状核は考え方の切り替え、海馬は記憶に關係があります。發達障碍の脳では、頭でつかちなところと、頭が足りないところがあるというのでしようか。
ついでなので、何故自閉症はアインシユタインやビル・ゲイツ、トム・クルーズなど、男性ばかりなのかということも検索してみました。
よく目にしたのは、元々男性のほうが理屈つぽく、大脳皮質が大きいので、自閉症のリスクがあるという性差剥き出しなものです。
この他新事實も有ります。米國の脆弱X症候群財團は、X染色體の異常による脆弱X症候群が、自閉症に似た症状を惹起するとしているのです。渥美義賢という先生も、血友病などと同じく、男性にはX染色體がひとつしかないから補うことができず、自閉症が重症化するのではないかという可能性を指摘して居ます。
正直なところ、男性は仕事に集中して自閉的でも仕方ないが、女性は夫もしくは息子に集中しなければならない、という性役割が拭えないので暗は深入りをよしました。